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糖尿病の治療とリハビリテーション

糖尿病治療は主に食事療法運動療法薬物療法3つの方法に分けられます。

糖尿病や合併症の症状の程度にもよりますが、治療のファーストチョイスとしては食事療法と運動療法から開始されます。食事・運動の管理でも症状の変化がない方には内服薬・インスリン療法が開始となります。ファーストチョイスとして選択される運動療法を医師・看護師の指導だけではなく糖尿病専門のリハビリテーションを行うことでより効果的な運動を行い、糖尿病の進行予防、インスリンの使用を避けることが可能となります。

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糖尿病のリハビリテーションは有酸素運動レジスタンストレーニング

糖尿病のリハビリテーションは有酸素運動とレジスタンストレーニングが主な内容となります。

糖尿病のリハビリテーション「有酸素運動」

糖尿病に対する有酸素運動の頻度、時間

有酸素運動に関しては運動によってエネルギーを消費し血糖値を下げることが目的となり、具体的な方法としてはルームランナーや自転車漕ぎ等があります。

リハビリ用品自転車エルゴメーターとルームランナー

その中で最も簡便で行えるウォーキングが特に推奨されます。具体的な内容として頻度は週3回以上、1回20分以上で少しキツイかなと感じる負荷が望ましいといわれています。

運動時間に関しては、運動開始から体の体温上昇が得られ有酸素運動へ移行する時間帯が運動開始後20分といわれていますので20分以上が推奨されます

有酸素運動を週に3回以上の頻度の効果とエビデンス

糖尿病のリハビリとして有酸素運動を行う頻度に関して、週に3回以上の理由としては血糖値を下げるメカニズムとしてGULT4というタンパク質が関与しています

GULT4とは

GULT4は運動を行うことによって活性化され血中の糖質を筋肉内に取り込む作用があり、その作用によって血糖値が下がっていくという仕組みになっています。

このタンパク質は一度活性化されると48時間は効果が持続されると言われており週3回以上の頻度で運動を行うことで一定の効果は維持できるという理屈になります。

糖尿病の有酸素運動の負荷・運動強度

運動負荷に関してはボルグスケールという方法を利用して調整していきます、ボルグスケールとは自覚症状によって負荷を調べる表であり、有酸素運動がしっかり行えているかの目安を決めることが可能となります。具体的には「ややキツイと感じる程度の負荷」が有酸素運動強度の目安となります。これは歩きながら他の人と話しても苦痛に感じない程度、少し汗ばむ程度といわれています。

これらの運動時間と負荷を調整することでより効率的で無理のない有酸素運動が可能となります。

1日20分の運動ができないときは1週間で120分を目標に

120分以上という時間は中々継続することが難しい方も多くおられます、そのような方は1週間で120分間の運動時間を獲得できるように目指すことで一定の効果が得られるという報告もあります。運動の時間が確保できない場合には5分の細切れ運動でも効果が得られるといわれていますのでエレベーターを避け階段を使用する、車移動の際にあえて遠くの駐車場に車を停めるといった少しの工夫で5分の時間は確保できます。

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糖尿病のリハビリテーション「レジスタンストレーニング」

レジスタンストレーニングに関しては、筋力強化練習を行い基礎代謝量の増加を図る目的で行います。

主要な筋肉を使った運動をその方の能力に合わせて実施します。具体的な内容に関しては生活スタイルに合わせて検討し、少しの待ち時間でできる運動や、リビングでテレビを見ながら行える運動まで様々な状況に合わせた内容を行い基礎代謝の向上を図ります。

基礎代謝向上に伴う減量でインスリンの改善も

肥満傾向にある方に関しては基礎代謝向上に伴う減量によってインスリンの改善を図る目的となるケースもあります。

太っていると何が良くないのか?

肥満傾向で太っていることが良くない理由は、脂肪組織がインスリン抵抗性となるためです。肥満傾向の方はインスリンの効きが脂肪によって邪魔されるので血糖値が下がりにくい状態にあります。

肥満が高血糖の主な原因となっているケースもありますので減量も重要なポイントになります。

糖尿病に対するリハビリテーションのまとめ

糖尿病のリハビリテーションとは有酸素運動とレジスタンストレーニングを行い、血糖値の改善を目指す内容となります。

合併症・既往歴・性格やライフスタイルを踏まえて、その人に合うリハビリプログラムで

リハビリの専門職が一緒に治療を行うことで様々な糖尿病の合併症に注意した個別指導が可能となります。

既に合併症を発症し心疾患や人工透析を受けているケース、変形性膝関節症を発症していてウォーキングが行えないケース等様々なケースがあります。

その方にあった内容で、食事療法、運動療法、薬物療法と並行してルールを守って継続することが大切です。

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