デイサービスは営業前にドラッカーのマネジメントを読もう!事業コンセプトと組織の意味を再確認

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介護施設の営業をする前に、施設のコンセプトと貢献性について見直して!

介護健康福祉のお役立ち通信で、介護業界や周辺サービスなどの情報配信を行っていると、デイサービスの経営で困っているというご相談を受けます。
営業しても聞いてもらえない、施設の売りがないから他施設に負けてしまう、立地が悪いから利用者に選ばれない・・・そんな話を聞きますが、ちょっと待ってください。
そのような理由はまずありえません。なぜなら、要介護者はその地域に一定数おり、多少の取り合いのような状態になっても地域に貢献して成果を示せれば利用者やケアマネの口コミなりで分散されるからです。
介護健康福祉のお役立ち通信の今までのご相談経験から、どんな施設でも役立つようなマネジメントツール、事業分析を連載でご紹介していきます。

介護施設は社会的意義の高い事業、外部環境・地域社会のニーズに敏感に

今までは何も考えず要介護者を預かっているだけで定員を埋められていましたが、普通の市場となったため、外部環境に合わせて柔軟な組織になれということです。

この記事では、おたきやまの必読書 マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則  をツールに課題にどう生かすか考えていきます。

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組織とは

マネジメントを生み出した、ピータードラッカーはこう言っています。

  • 組織の目的は人と社会に対する貢献である。したがって活動の評価基準は自らの外にある。
  • 組織は、評価の基準となる明確な尺度をもつほど大きな成果をあげる。
  • 組織とは複数の人から構成されていてある目的を達成するための集団
  • 強みを活かして、弱みを消す手段

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介護施設という組織は、家庭ではできない介護を地域の代表として取り組み、社会に認めてもらう

冒頭に述べたように、経営に困ってしまったデイサービスでは、こんな状態が多いです。

  • 組織としての意義からまず施設の目的がなんなのかはっきりしないでただ預かっている
  • 介護計画は立っているが意識されていない
  • 情報を集めないで、もしくは集めた気になって空想で利用者像を作っている
  • モニタリングという名ばかりで変化に無頓着
  • 施設の都合で決まりきったサービス提供をして、家庭での生活や、家での介護者が困っていることと乖離している

介護事業は、社会に貢献して、社会に認めてもらわないと成り立たない

介護施設は、地域の代表として介護保険で介護をしている

介護施設は、地域の介護ニーズに応えるために、補助を受けて介護事業をしています。

この認識は常に持っておく必要があります。お客は利用者に見えますが、大口は国や自治体なのです。

介護事業の経営者が「お役所の仕事が遅い」「フットワークがどうたら」などと批判することがありますが、立場としては介護事業者もそんなに変わりません。

成果は組織の外にある、それは介護でも

介護施設で何かいいことがあっても、それが介護施設の外で活きなければ意味がありません。

「ご希望は?」でなく『今何に困っていますか?』と尋ねていますか?

介護施設でなんとなくタブーなのかよくわかりませんが、「今困っていることは何ですか」という聞き方をしません。

ケアプランに乗せる必要があるからと、ご希望は?と聞いていませんか?

困っていることと聞いてもすぐにはこれだという答えは出ないかもしれませんが、掘り下げると必ず自分の施設でお手伝いできることがあります。

ご希望はという質問で出てくるものは、「楽しくしたい」とか「歩きたい」とかあくまで希望です。困っているところがあるから要介護認定されていますし、困っているところを補うからこそ介護施設が存在します。

私たちは困っていることを聞き出して、そこに対して働きかけることで初めて成果を生みます。だから必ず困っていることを本人にもご家族にも聞いて、お手伝いできる形になるまで掘り下げてください。

なんとなくやってたら生まれた「結果」は、そこから得られるものはありません。お手伝いできる形に落とし込むことで、目標と支援方法が明確になります。

介護は貢献性の高い事業だから「マネジメント」が役立つ

介護事業は、ほとんど定額で報酬が設定されている事業です。利益を追求することに重点を置きますが、とりあえず定員を埋めていれば黒字になります。

いろいろなコストはありますが、他事業に比べたら安定して売り上げが上がります。

故にそのサービス面や経営方針は、社会に向けて貢献を意識した方が良いです。

ドラッカーは、組織はすべて貢献を意識した方がよいと述べていました。

マネジメントとは、人を組織を通して貢献させることです。組織でした仕事が、そのまま社会に貢献されているというくらいに目的や方針が立っている方がよい組織なのです。

介護事業には、それができます。だからこそマネジメントスキルが介護に必要なのです。ケアマネージャーだけじゃありません。

すべての介護職員にとって、マネジメントは役立ちますし、介護業界の経営者は素直にドラッカーのマネジメントから得られる知見を参考にすることをお勧めします。

おたきやまの必読書 マネジメント[エッセンシャル版] – 基本と原則 

ピーター・F・ドラッカーのマネジメントは、マネジメントが果たすべき使命と役割、取り組むべき仕事、さらには中長期的に考えるべき戦略について、具体的に解説する。組織で働く人に、新しい目的意識と勇気を与える書です。

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