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骨折したときに、全治○週間などと言われることがあります。

その時に医師は、患者の年齢や既往歴・体力・生活習慣、骨折の部位、種類、軟部組織の損傷、合併症などを考慮して治療方針を決めていきます。

ここでは骨折の治癒過程と治癒までの期間の目安など、少し専門的で医学的な部分に触れておりますが、実際に受傷したときには医師の指示に従い、ここの情報で自己判断しないようお願いします。

この記事はあくまで参考記事であり、診断や治療などについての期間や治癒を保証するものではありません。

骨折部の治癒過程の目安

骨折血腫期初期仮骨形成期骨芽細胞増殖期硬化期改変期
8~10日10~25日20~60日50~6ヶ月4~12ヶ月

第1期(骨折血腫期)8~10日

骨膜・骨髄・筋肉・血管が損傷され、血腫を作る→損傷血管が収縮して出血が止まると炎症が起こります。

血腫は組織化 → 骨膜肥厚 → 血管が多くなる → 細片の骨髄は血液と混じって灰白色の組織に変わる → 凝固した血液は赤色の組織となる → 小骨折片はこれら増殖した組織の中に埋もれる という流れ

第2期(軟仮骨形成期)10~25日

増殖した組織は周囲と明らかに区別し得るようになり、白みがかって線維軟骨の硬さになる(初期仮骨)→ 骨膜を通じて癒合する

第3期(骨芽細胞増殖期)20~60日

この期間は年齢や健康状態により異なる。

初期仮骨は縮小 → 全体が骨になる(骨海綿質の性質も持つ)

第4期(硬化期)50~6ヶ月

海綿骨様仮骨は硬い骨に変わる(終末仮骨)

第5期(改変期)4~12ヶ月

正常な骨膜に包まれた完全な骨となる。

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骨の構造による骨折の癒合の速度

海綿骨:6週

緻密骨:9~18週

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整形外科などで参考にされている骨の部位・種類による癒合期間の目安

ここで紹介しているのは、あくまでも目安です。骨折している場合などの自己判断はせず、医師の指示に従い管理してください。

治療期間治療期間
中手骨  2週間上腕骨幹部  6週間
肋骨  3週間上腕骨頚部  7週間
鎖骨  4週間下腿骨・大腿骨  8週間
前腕骨  3週間大腿骨頸部  12週間

骨の位置の確認はこちらの記事で!

よく使う主要な骨の名前と特徴を紹介しています。

骨折で重要なのは、骨膜と骨構造の連続、栄養供給、外力のコントロール

「安静にしてください」

そう言われてもなかなか安静にすることは難しいこともあります。骨折の状態によって手術する場合と保存療法する場合がありますが、骨がくっつくためにはここで紹介したような目安があります。

このように骨折部位によって差が出るのは、骨への栄養を供給している血管の存在や、骨自体の太さ・強さ・弱さなどの要素もあります。

基本的には、骨を包んでいる骨膜という膜が繋がらないと骨はくっつきません。骨も体の一部なので、血液を通して栄養をもらえないと成長や修復ができません。

骨折で全治○か月、完治の診断は医師が下す

膜がくっついてから、骨の本体の「仮骨」というものができてきて、レントゲンなどで「骨ができてきてますね」という観察がなされます。

冒頭で述べたように、医師は年齢や骨折のしかた、受傷部位周辺や全身への影響などにより治療方針を決めます。

高齢者に多い骨折・関節炎などの整形外科疾患について知っておこう!

※ここの情報について、筆者および当サイトは一切責任を負いません。

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