向上心の法則、リハビリにも自分のキャリアアップにも使える3つの概念

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意欲や向上心を引き出すために必要な要素って?リハビリにも自分のキャリアアップにも使える3つの概念

リハビリテーションの仕事をしていると、必ずぶち当たる壁があります。

それはモチベーションという壁です。モチベーションは、日本語に訳すると「欲求」という自発性を表す言葉に近いかと思います。

例えば、怪我をしてしまって、生きる気力を失ってしまったかのようにがっくりして何もしなくなくなってしまう方がいる。

その方のために親身になったり、傾聴して共感をしてあげても、復活してまた歩み出すという状態になるには時間がかかるものです。

私は、作業療法士やカウンセラーではないのですが、欲求段階説などのマズローの考え方が好きで研究対象にしています。

やや違ったアプローチで「意欲モチベーション」を考えて、私が意識している向上心の法則を紹介します。

簡単なので参考にしてみてください!

向上心の法則の3つの要素

向上心の法則では、3つのことに着目します。

その3つとは、選択・責任(管理)・権利 です。この手の話では、自己選択・自己決定については述べられることがあるのですが、明らかにその後の責任・権利が重要です。

選択とは

いくつかの選択肢から自分の経験や価値観から価値の評価を下し、自らの意思決定や他者への共感をすること。

責任(管理)とは

選択したこと・ものをよい状態に管理することから生じる果たすべきこと。

権利とは

自分の管理すること・ものをよい状態に保ち誰かに犯されないようにして、利益の享受、改良などの自己決定をすることを許されること。

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実践!向上心の法則!

課題の設定は客観的にしすぎないで!

医学寄りの考え方をするほど、課題の設定をするときに、客観的な評価・アセスメントをしてしまいがちです。

「足の力はあるんだから立ちましょうよ」「左足は大丈夫なんだから…」という感じになってしまいます。

やらないことには理由があります。つまり、やらないということを「選択」しているのです。

身体や運動機能という表面(下位)にあることではなく、その上位にある概念として脳・心は無視してはいけません。

「やらない」という選択をするときの心理

やらない・やりたくないという選択をする時にも、人間はみんな無意識に自分なりの評価をしています。

自分の経験上、「これはやっても意味がいない」ということを悟っているのです。

「やっても意味が無い」と思うときの心理

やっても意味が無いというとき、なんでそう思うのでしょうか?

生物はみんな、自分の体と心を守ろうとするようにできています。ストレスを避けようと、無意識にインプットされているんです。

小さい頃は、玉ねぎを苦く感じて食べられなかったのに、大人になると苦さを感じず食べられるようになるということと似ています。

自分が管理できない領域に入り込むことは無意識にしたくないのが生物の必然です。安全だ、むしろ自分に良いものだと分かると食べられるようになり、さらに健康な食べ方は?美味しい料理は?他の健康食品は?と探し始めますよね。

苦手な食べ物というカテゴリだったのに、料理のカテゴリ、健康のカテゴリ…と、より大きく上位のカテゴリにチェンジされていくときのそれが向上心です。

このように、その物事が、さらに自分にとってのいい状態や快いことを与え続けてくれるのかを心底信用しないとなかなかやる価値を見出せません。

また、とりあえず選んでも、継続していく理由を見いだせないと注意はそれてしまいフェードアウトします。

一歩目を選ぶための支援

そこで、課題を決めるときには、本人の無意識を探るようにして、複数の課題を用意します。

この複数の課題には、必ずその人にとって良い権利につながることを意識できるように伝達します。権利についてもう一度述べますが、権利は決定権があることや、利益や恩恵を受けられる状態です。

例えば上記の脚の力はあるんだったら立ちましょうよ の例だったら、人に頼まないで自立できる権利や、他人に排泄や陰部を見られなくて済むようになる権利などをうまく伝えましょう。また、そのようなマイナスが標準になる権利だけでなく、立つことで美しい姿になれる、若返れるなどの美容面などが効果的な提示の場合もあります。

権利としてふさわしくない、設定してはいけない目標

目標設定は重要です。目標設定するときは、自分の努力をしても、誰かにすでに権利があって、その権力者の都合で左右されるようなものは選択肢に挙げるべきではありません。

例えば、「かんばってまた家族と暮らす」のような目標だと、同居するかどうかの決定権は家族の方にあります。

相談の上、確約が取れているならば目標になりえますが、そうでない場合はやめた方がよいでしょう。

また、自分が選択しても、環境が変わると崩れてしまいそうなものは避けた方が無難です。

課題の抽出のときは、「確かにそうだなぁ・・・(笑)」と思ってもらえるかが肝です。自らで考えてくれるようになってきたら、ステップ2の責任(管理)に進めます。

責任(管理)を上手にすると、自分の権利が増えることを意識してもらう

そのあとは、選択したことを良い状態に保っていきます。

選択すると、選んだものは自分の領域内に入ってきます。

自分がそれを抱え出すと、毎日そのこと一瞬でも考えたり取り組んだりするので、影響を受けることになります。

誰かから与えられたままだと自分にフィットしないので、少しずつ自分が選んだものとお付き合いできるように調整していきます。

すると少しずつ自分の一部になってきて、この状態を崩すと自分に悪影響が出るし、もったいないという管理責任が生じてきます。

権利は、他者との関係性の中で生まれる、一人だったら自由だが権利は存在しない

向上心のポイントは、権利になるということをお話ししました。

何故かというと、人間は必ず社会のなかに存在し、社会の中にいる限りは我慢や自由という概念が必ずついて回るからです。

もし、無人島に一人だったら自由ですよね。でも2人だったら、自由にならないことが出てきます。

そんな時、何かしらの権利が発生します。

そしてどんな人でも自分にとって良い権利は欲しいと思ってしまいます。何かをもらえる、参加できる、自由にして良いなどなど。

権利を得ると言うことは、人間社会への復帰でもあるのです。

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権利をうまく社会に還元する

権利のお話しをしましたが、倫理感が無い場合、権利はひとり占めしたくなります。

何かもらってもじぶんだけもらえればいい、自分だけそこに参加できればいい、自分だけ自由になれればよい。。。そんな風に思ってしまうこともあります。

しかし、権利というのは、もちろん自分以外の人に譲ったり、貸したりすることが可能な物がほとんどです。

自分が管理していることについては、自分ひとりで利益を享受しないで、おすそわけしたり他者にも分けたり、お節介焼いたりできるようにすると向上心が湧いてきます。

マズローにヒエラルキーでいう、自己実現に近い形です。

 

あとがき

リハビリテーション場面の例でお話ししましたが、普段接するほとんどのことがらに当てはまると思います。
意欲のためには、まずは選択する。
そのあと、責任を感じてもらう。
そして、権利があることをわかってもらう。
さらに、権利の質を高めるための選択肢を用意する。
言われてみれば当たり前かもしれないですが、どれかが抜けるとやる気出ませんよね(笑)

権利と言う言葉だと堅苦しいですが、権利というものも、これはやる、これは残す、これはやらない、これは頂く、などの選択が完全に自分の思い通りに成るってことなんですよね。

今回のは粗削りですが、もっと整理して書いていってみたいと思います。

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おたきやま

おたきやま理学療法士、WEBプロデューサー(サイト運営者)

投稿者プロフィール

福祉・介護分野を中心に活動中の理学療法士、WEBデザイナー。

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