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認知症カフェって知っていますか?なんだかあまり関わりたくないような名前ですよね(笑)

しかし、2012年に460万人だった認知症の有病者は、2025年には700万人になると将来推計が発表されており、認知症について理解し合い、情報共有する場のニーズは高まっています。

この記事では新オレンジプランで認知症の人の家族への支援として推進されている「認知症カフェ」についてまとめていきます。

認知症カフェとは

認知症の人、家族、医療職、介護職、地域の人などが誰でも気軽に参加でき、お茶やお菓子を囲んで歓談や相談ができる場です。

認知症カフェの定義

「認知症の人やその家族が、地域の人や専門家と相互に情報を共有し、お互いを理解し合う場」

認知症カフェの主な目的とは

認知症の人やその家族が地域の人、医療職、介護職、認知症サポーターなどの専門職と情報を共有しします。

お互いを理解し合い、認知症の人の介護者の負担軽減や認知症についての正しい知識の普及、実体の共有を図ることにより、認知症の人や家族を支える地域のつながりを深めていきます。

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認知症カフェの内容

認知症カフェという名前はたまに耳にするようになってきましたが、実際に提供されてい内容は様々です。

認知症の人で自覚がある人もない人もいますが、さすがに認知症だから「認知症カフェに行きましょう」と言って素直に足を運べる人はいません。

認知症というキーワードは前面には出さず、「オレンジカフェ」や「街角カフェ」、「みんなの居場所」のような類の名前を付けて、喫茶店や昔の縁側のお茶飲みのような感じで運営しているところが多いです。

お茶、コーヒー、お菓子の提供

カフェという名前がついているように、ほとんどの認知症カフェでお茶やお菓子の提供が行われています。基本的には自費で500円~1000円ほどのチェーンの喫茶店程度の料金設定が多いようです。無料のところもあります。コーヒーブレイク、息抜きですね!

食事・ランチメニューの提供

美味しいご飯を食べれるということは、おなかが満たされたり、満足するだけでなく、今後の外出のきっかけにもなります。

認知症で自信を無くしている人や、認知症の対応がわからず疲れている家族などにとって、外食と会話という社会性が継続できることは認知症カフェの目的にも合致しています。

音楽会・カラオケ・歌の会

健常者のカフェとは違い、来店したみんなが活動・参加しやすい雰囲気を作るためにいろいろな催しや話のネタを提供しています。

認知症になると、コミュニケーション(意思疎通)の量、質ともに低下することが多いです。

そのような生活の中で、認知症になんらかのつながりがある人とペースにあった会話をできることで会話できると安らぎと認知症の進行予防が期待されます。

手芸・盆栽・ゲーム・脳トレ・体操など

地域で暮らすというとき、外出する理由というのは大事なことです。

手芸ができる、囲碁や将棋ができる、体によさそうな体操を教えてもらえるなどなど、地域や来店者の趣味嗜好に合わせて提供されます。

認知症の方やその家族が趣味や心身のことについて考えたり、話題に上がることも、のちのケアの手掛かりになることもあります。

地域住民が認知症について知り身近に感じてもらうきっかけ

認知症カフェは、認知症をキーワードとして、地域全体で共通理解を持ちながらつながりを深めることを狙っています。

認知症についての講演や勉強会を開催しているカフェもあります。

明日は我が身というとちょっと語弊があるかもしれませんが、認知症になったら地元でどのように生活するのか、少し身近なこととして考えたり学んだりするきっかけが認知症カフェにあります。

行政サービスや専門的ケアにつなげる相談

認知症カフェには認知症の方やその家族だけでなく、専門職や専門機関の情報などもあります。

また、認知症サポーターや専門職は、認知症の診断・治療のことや、早期治療が大切であることなどを学んできており、現在の状態がどの程度なのかにより、「こういう病院がありますよ」や「こういうケースがありました」などの情報提供はできます。

必ずしもそれが正しいかはわかりませんし、話した内容をどのくらい受け止めるかはそれぞれです。

認知症の方やその家族からしたら、自分たちのことを考えてくれて、何か有益なことを知れる場所だという気持ちを持ってもらえるだけでも認知症介護を行う生活の精神的負担は軽くなると思います・

認知症カフェの営業日や場所は?

地域包括支援センターや自治体の窓口に問い合わせるのが正確な情報を得る近道になると思います。

自治体が主体で運営しているところは毎日営業している場合もあります。

一般的には月に1、2回、デイサービスのスペース、改装した民家などを一時的に開放してオープンしているケースも多いです。

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認知症カフェのお客さんは?

基本的に誰でも行けます。キーワードは「地元(地域)」と「認知症」です。

認知症カフェの運営主体は?

設置主体としては、地域包括支援センター、介護サービス施設・事業所が多く見られています。

認知症カフェの運営主体

引用:認知症カフェ実施状況, 認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン), 厚生労働省

認知症カフェの運営の補助金は?

認知症カフェは「認知症施策推進総合戦略~認知症高齢者等にやさしい地域づくりに向けて~(新オレンジプラン)」で予算を立てて推進されています。

認知症カフェの開設数は?

2013年からカフェの設置について財政支援を行ってきています。2014年には655箇所が開設されています。

全国に市町村は1700ある、1自治体最低1か所

2018年度から、すべての市町村に配置される認知症地域支援推進員等の企画により地域の実情に応じ実施していくことになっており、それぞれの自治体が把握したニーズに合わせて必要に応じ補助金が継続されるものと予測されます。
全国の市町村は約1700あります。認知症についてノータッチでよい自治体というのはもはや日本にはありません。

認知症カフェを開設・運営するには?

必要な物、必要な人員、環境など、実際に運営をするとしたらどうしたらよいかはまた違った情報が必要になります。例えば以下の「認知症カフェハンドブック」はわかりやすいです。

これからの認知症サポーターと認知症カフェの将来性

認知症カフェという名前や、自体は賛否両論あります。実際、補助金がなかったら収支が合わない事業ではあると思います。

認知症に対する免疫を付けて!

認知症について正しい理解がないと、まるで感染症であるかのように認知症の人が避けられます。

たしかに同じペースでいて、認知症の人の記憶障害やその周辺症状にもろに付き合っていてストレスが溜まりまくってしまったら、心身に影響が出るかもしれません。

また、防衛機制の心理で自我を守るために、退行や抑制などいろいろな精神面のコントロールがなされて病んでしまうかもしれません。

認知症の人にかかわる確率はこれからますます増えますので、関わったときに困ったり疲弊したりしにくくするために認知症への理解と情報共有はとても大切なことです。

認知症サポーターは2016年末で800万人に!

2012年に460万人だった認知症の有病者は、2025年には700万人になると将来推計が発表されています。

そんな中、認知症サポーター養成講座を受講した認知症サポーターは800万人になりました。

認知症のかかわり方を知った人が社会や地域にいてくれる安心

このような方たちが介護業界だけでなく、違う業界にいることが大切になってきます。

認知症について理解を深めたいという志のある方が、認知症カフェにふらりときて、そこの雰囲気、提供されるサービス、提供方法などを知り、それを異業種で活かすということもカフェの役割になりえます。

ファミレス・コンビニ・スーパー・駅など、地域や家族の暮らしを支えている場所の人が、認知症カフェのような雰囲気で温かく「あーこの人認知症かな」と接することができれば、その地域で認知症の人が社会的に生きていける可能性は高くなります。

認知症に理解ある世代を育てる

認知症のケアは病院や介護施設で行えばよいという時代は過ぎました。

自分は認知症になったら山奥の施設に入れて帰ってこれないようにしてほしいという希望を言う人もたまにいますが、現実的にそんなことは難しいです。

認知症について理解がなかった人に、あなたは認知症だと言ったらどうにも納得してもらえないものです。

今は認知症の方はたくさんいますし、認知症についての予備知識もだいぶついてきました。

運動が良い、脳トレが良い、歩いた方が良い、人と会話した方が良い…このような『予防方法』は情報共有されてきました。

併せて、実際に認知症になって生活するとどうなのかということも共有されると認知症に対する拒否反応は減っていき、もし認知症になったり、身近な人が認知症になってもケアを受け入れやすい世代が育ちます。

柔軟に、多様性をもって、認知症に関わる

そういえば認知症カフェではこんなことしていたな…、認知症カフェに来ていた家族はこんなこと言ってたな…、というニーズは他業界、普段の生活でもきっと活かせますし、感謝されます。

認知症カフェは、認知症というキーワードで運営されていますが、これからは認知症というキーワードはどの業種でも少なからず関わってきます。

認知症カフェというモデルを通して、地域社会で認知症の方のことや、家族の気持ち、専門的なケアの方法や時期など正しい知識と教養を共有していけるといいですね!

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