両手引き歩行介助は介護度を進行させる!?機能と注意点をイラスト解説

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介護者が歩行困難への誘導?両手引き歩行介助で手を引っ張ると、後ろに寄りかかっているように感じる?

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手引き歩行介助を行うと、後ろに寄りかかっているように感じたり、円背の方はおしりや腰が後ろに出る事があります。

その姿をみながら、「もっと胸を張ってしっかり歩いてください」と声をかけたりはしていないでしょうか?

両手引き歩行介助で失われる機能はいろいろ

手引き介助は、視覚障がい者など、道案内的な要因で行われる場合はやむを得ないのですが、だれでも構わず行ってしまう場合は要注意です。

ごく普通に移動していれば備わっている機能を、介助者が使わせないようにして廃用を起こさせる可能性が大きい解除方法です。

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重心をコントロールする機能

引っ張られると体は均衡を保とうと後ろに重心を移します(作用反作用)

歩くこととは、重心を移動させて、進行先に足を出す反復ですが、受動的になると自分で重心の位置を意識しなくなります。 後方重心や円背変形の進行 →尻もち転倒リスク要因

足を運ぶ運動機能

引っ張る介助をしてしまうと、介助なしの歩行と違う足運びになります →足が出にくい →つまづき・転倒リスク要因

安全を確認して進行方向を選ぶ機能

前方から介助すると、介助者におまかせで周りを確認しなくなります。若い人でもカーナビに頼っていたら道を覚えないということがあります。同様ですね。

また、引っ張ってくれると思うと、自分から動くという意欲が減退します。

楽したいという気持ち、おまかせコースでいいやという気持ち、介護職員に引っ張られるという屈辱などいろいろな意味でです。

どの道を通っているか、近道や安全な通り道はどこか、知り合いはいないかなど、自分でどう動くか考えなくなります。 →認知・遂行機能低下、自発性低下

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両手引き歩行介助は依存的な動きが習慣化して介護なしで移動できなくなるお手伝い

介助者が、要介護者の両手を引っ張って誘導するという介助方法は、よっぽど丁寧でご自身の重心移動を尊重する方法で行わないと、円背変形の悪化や、しりもち転倒のリスクを高めてしまいます。

使わなければ廃用になるということが介護業界では通念となってきましたが、自分で前側に重心を移そうとしない日々が続けば、その能力が衰えます。

引っ張ってもらって歩く癖がつくと、手すりを持つときも引っ張りますし、シルバーカーを押そうとしても後ろに転びやすくなります。

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シルバーカー利用者を両手引き介助すると、介助者がいないときの転倒を誘導している

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シルバーカーを使っている方は、前にあるシルバーカーを押しているから歩けています。

このような方に対して、引っ張る介助をしてしまうと、シルバーカーを押す機能も低下します。

なんとなく後ろによろけそうな感じの歩き方になり、中期的にはシルバーカーの使用は危険だという状態になることもあります。

基本的な歩行介助の介助者の位置は、「すぐ隣で」一緒に歩む

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歩行をする主体は利用者です。その舵取りや重心の移動を妨げてしまうと非常にもったいないです。

目の前に人が立っている状態で歩くって、気分良くないですよ。

上のイラストのように、すぐ隣で介助を!これを「側方介助」や「片脇介助」などと言いますが、職場によって様々ですね。

機能訓練で両手引き歩行をするとむしろ歩行能力が低下

手引き歩行介助のいろいろなデメリットを紹介してきました。

歩かないよりはましだと言われれば確かにそうかもしれないですし、認知症や視覚障害で誘導という要素がないと目的を果たせない場合もあります。

しかし、多くの場合は早くトイレやお風呂に連れていきたいという業務の都合が理由のことが多いです。

この流れで、「機能訓練」「リハビリ」として両手引き歩行で引きずりまわす(言い方は悪いですが)という事もあります。

もしも両手引きを行う場合は、立位バランスが相当悪い、不随意運動がある、視覚や認知機能の障害で方向が定まらないなど、ちょっと補足的な理由があった方が良いと思います。

ケースバイケースですが、両手引き歩行介助以外の介助方法はないかと考えてみると、その方の本当の歩行能力が見えてくるかもしれませんよ!

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