介護職の資格、介護職員初任者研修から認定介護福祉士のキャリアパス

介護職員の資格は、初任者研修・実務者研修・介護福祉士・認定介護福祉士の4段階に。厚生労働省キャリアパス。サービス提供責任者の条件、受験資格合わせて取得におすすめの資格、平均年収、給料がアップする資格など。

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介護職員の基本的な資格

従来の介護分野には、従来の訪問介護員(ホームヘルパー)養成研修 や介護職員基礎研修、介護福祉士など、様々な研修・資格が存在していま した。 より介護人材のキャリアパスをわかりやすくし、介護人材の定着をはか るため、介護職員初任者研修として研修を一本化しました。

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介護職員初任者研修(旧 介護ホームヘルパー2級)について

介護職員初任者研修は、今後訪問介護事業に従事しようとする者、若しくは在宅・施設を問わず最低限の知識・技術とそれらを適用する際の考え方のプロセスとして身につけ、職場の上司の指示を受けながら基本的な介護業務を実践できることを目的として行われるものです。資格を取得するには、通学方法で取得する方法と、通信講座+通学講座で取得する方法があります。合計130時間の課程が決められれています。

介護職員初任者研修を取得し3年経験で「サービス提供責任者」訪問介護の管理者に(3年未満は減算)

初任者研修修了者は、3年以上の実務経験をするとサービス提供責任者になることができます。

訪問介護事業所のヘルパーを管理するサービス提供責任者として登録することができます。3年未満の経験でもサービス提供責任者になれますが、減算の対象になります。

介護職員初任者研修の受験資格

受験資格は、特にありません。

  • 介護職員初任者研修を開講しているスクールを受講
  • 指定のカリキュラム130時間を修了したら、修了評価試験を受験
  • 合格すると、介護職員初任者研修の資格を取得

介護職員初任者研修スクール検索はこちらから

介護職員初任者研修は、条件がそろうと無料で受講できることもあります(ハローワーク・職業訓練としてなど)
一般的には自分の通える地域のスクールをシカトルなどで探して受講します。

介護職員初任者研修の認定特例

  • ホームヘルパー1・2 級、介護職員基礎研修修了者は、介護職員初任者研修の修了要件を満たしているものとして取り扱う。
  • 介護職員として実務経験を有している者で、研修と同等の知識を有していると認められる者に関しては、研修課程の一部免除が出来る。
  • 看護師等の資格を有している者は、介護職員初任者研修修了の要件を満たしているものとして取り扱う。

旧 介護ホームヘルパー2級研修との違い

初任者研修は、介護福祉士課程への連続性を考慮しています。医療との連携、認知症の理解の項目が増設されています。研修の学習効果を高めるために、終了評価が実施されます。

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介護職員実務者研修(旧 介護職員基礎研修・ホームヘルパー1級)

実務者研修は、初任者研修の上位資格です。介護過程の展開や認知症等についてなど、実践を行う時の知識や考え方も学んでいきます。

介護職員実務者研修の受講時間数は合計450時間です。過去に「介護職員初任者研修」「訪問介護員養成研修(1級~3級)」「介護職員基礎研修」「その他の全国研修(認知症介護実践者研修、喀痰吸引研修等)」を受講した者については、実務者研修の課程の一部が免除されています。

介護職員実務者研修取得者は「サービス提供責任者」としてすぐ業務できる

実務者研修を取得すると、サービス提供責任者として減算なく従事できます。

介護福祉士

介護福祉士は、介護福祉士となる資格を有する者が、所定の事項について登録を受けることにより(法第42条)、介護福祉士の資格を取得することができます。また、介護福祉士は、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者について心身の状況に応じた介護を行ない、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行なうことを業とする者(法第2条)とされています。

介護職員としてのスタンダード資格です。

介護福祉士国家資格受験要件

初任者研修修了者が介護福祉士資格試験を受験する場合には、「実務経験3年以上」+「実務者研修(320時間)」+「国家試験(筆記)」が必要になります。

実務者研修修了者が介護福祉士資格試験を受験する場合には、「実務経験3年以上」+「国家試験(筆記)」が必要になります。

認定介護福祉士(まだ資格化されていない)

図にあるように、介護福祉士の次のステップとして新設が予定されているのが認定介護福祉士です。しかし、2015年現在、まだ資格として確立されていません。

2015年12月になり「認定介護福祉士認証・認定機構」が発足したので、2016年には何かしら動きがあると言われています。ただ、「資格を増やして管理団体で研修費取りたい」論もあり、2年ほど前からいろいろ出てきている介護福祉士の上位資格についてはスムーズには進まなそうです。

サービス提供責任者(通称:サ責・サー責)

サービス提供責任者は、資格ではなく訪問介護事業の人員として登録が必要な要件です。

訪問介護事業所の訪問介護ヘルパーの業務、介護手順、訪問日程、訪問介護実績などを管理し、担当ケアマネージャーと連携します。

ケアマネージャー(介護支援専門員

ケアマネージャーの資格および仕事内容については、「ケアマネージャー(介護支援専門員)の仕事、ケアマネ業務、介護保険との関わり」で紹介しています。

介護福祉士と合わせてオススメの資格

基本的には介護福祉士を取得して業務に従事することをお勧めします。介護福祉士を取得することで給与面でも仕事の質の面でもスタンダードレベルになると言われています。
その後の展開として、介護やケアの質を高めるために心理面、癒し系の資格を取得したり、実務の幅を広げ・資格手当を取るためにケアマネージャー、福祉用具専門相談員、認知症介護実践者研修などがおすすめです。

介護職員が年収をアップさせるには

資格をランクアップさせて、資格手当を付ける!

介護職員として、初任者研修は最低条件となってきています。これに対し、実務者研修資格で1000~5000円程度資格手当が付くことがあります。

また、介護福祉士資格を取得すると5000円~20000円程度手当がつく職場もあります。これらは各事業所で規定があるかと思います。

職務・役職を昇格させてベースアップする!

主任、介護部長といった職に昇格することにより役職手当等でベースアップします。

また、ケアマネージャー等にキャリアチェンジすると仕事は変わりますが、給与体系も変わります。

資格と経験にハッタリを効かせて好条件で転職する!

最近は介護業界どこも人手不足のため、給与的にアップしてきています。

そこで有効なのは、現在の給与よりプラスした額を提示することです。面接先で役に立ちそうな人材ならばその条件で転職できることもよくあります。

場合によっては目の前で電卓をはじき、「うちだったらこのくらいの給料になるよ」というパフォーマンスをするという話も聞きます。

この記事の参考サイト

厚生労働省  介護職員・介護支援専門員