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褥瘡の意味、原因や要因、褥瘡予防のポイントをまとめました!

褥瘡について今までも取り上げてきましたが、褥瘡予防を広く浅くまとめた概要的な内容が少なかったため再度掲載します。

この記事では、褥瘡の意味、原因や要因、褥瘡予防をまとめます。

褥瘡の「褥(じょく)」とは

褥(しとね)と読むこの字は、寝たりすわったりする時の敷物(ふとん)を意味します。

侮辱の辱かと思われていますが、そういうわけではなく、布団という意味であり、布団でできた傷で褥瘡という日本語が当てられています。

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褥瘡は床ずれ、英語やラテン語で言うと?業界用語では?

褥瘡は英語で Bedsore, Pressure sore, Pressure ulcer、ラテン語で Decubitus ulcer と言います。

業界用語としては、ラテン語のデクビタスの一部を使って「デクビ」と言うところや、「じょく」というところもあります。

褥瘡学会の定義する褥瘡とは

身体に加わった外力は骨と皮膚表層の間の軟部組織の血流を低下、あるいは停止させる。この状況が一定時間持続されると組織は不可逆的な阻血性障害に陥り褥瘡となる。

引用:褥瘡ガイドブック. 日本褥瘡学会. 照林社

褥瘡の進行度による分類

I

傷害が表皮にとどまっている状態。

局所の発赤(紅斑)、表皮剥離(びらん)である。

 褥瘡1度
Ⅱ度

傷害が真皮に及び、真皮までの皮膚欠損(=皮膚潰瘍)が生じている状態。水疱が形成されることもあり、壊死組織の付着や細菌感染が生じやすい。

 褥瘡Ⅱ度
Ⅲ度

皮下組織に達する欠損が生じている状態。

 褥瘡Ⅲ度
Ⅳ度

筋肉や骨まで損傷された状態。骨が壊死して腐骨(ふこつ)となったり、骨髄炎や敗血症を併発することもある。

 褥瘡4度
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褥瘡の原因と予防・対策

褥瘡は様々なことが要因として存在し、それらが合わさって発生しています。

単純に、圧の集中だけが原因と考えると、改善しないこともしばしばです。あらゆる要因をチェックして、総合的に褥瘡予防、治癒に向けたアプローチを考え、安定的にケアしていくことが大切です。

圧と感覚に関するケア

  • おむつ・パットの重ね当て等の注意
  • 臥位・椅子座位・車椅子座位での接触部の注意
  • 拘縮・運動麻痺・感覚障害・円背等の骨格変形のフォロー

摩擦・ずれに関するケア

  • おむつの引っ張りの改善
  • 仙骨座りなど体圧の集中の回避
  • 背抜き・体位交換
  • おむつ、パッドの使用方法の検討

湿潤と汚染回避に関するケア

  • 汗や尿、便による浸軟や刺激の回避
  • 肌触りがよく通気性のある衣服・おむつ
  • 過剰な洗浄の回避 ・撥水剤の使用

栄養・全身状態のケア

  • 免疫の低下、原疾患の治癒の促進
  • 患部の血流の改善
  • 体力の消耗の改善
  • 低栄養の改善(摂取量、腸内での吸収、経管栄養)

環境・社会面のケア

  • 寝返りや立ち上がりのしやすい環境設定
  • 体動困難の原因を改善する福祉用具
  • 社会的な孤立による不活動の改善
  • 精神機能低下・鬱傾向に対する治療

褥瘡に関わる医療的ケア(介護職が可能)と医療行為(医師・看護職員)

褥瘡では、衛生保持も大切なケアとなります。褥瘡の状態によりますが、浸出液が出ていることや、尿や便で汚染されることがあります。

現場では様々なことが起き、医療行為と介護上のケアに該当する行為を明確に一線引くことは難しいとされています。

しかし、敢えてまとめるとすると以下の点で線引きしていきます。

治療薬として処方された医薬品の塗布、治療のための特定医療材料の交換(ハイドロサイト® 、デュオアクティブ®など)は医療行為



汚物で汚れたガーゼの交換は原則として医行為でないとされていますが、褥瘡部位での軟膏の塗布、特定医療材料等の交換は医行為に該当すると言われています。

入浴時など、衛生保持のために創部を水洗いすることや、おむつ交換時にガーゼやラップで保護する行為は原則医療行為ではないとされています。

ただ、これらもケースバイケースではあるため、医師・看護師・本人・家族と相談して同意のもとで行うことが大切です。

原則これらの行為が認められるからと言って、同意を得ずケアを行うことは良くありません。計画を説明して同意を得た上でケアすることが大切です。

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