褥瘡ケア(じょくそうケア)、ラップ療法とフィルム療法、入浴と洗浄は?

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褥瘡ケアの方法、治療対象の床ずれ、ラップ療法とフィルム療法の導入

介護が重度になり、寝たきりや不動状態が続くと多々発生してしまうのが褥瘡です。

介護看護分野では、褥瘡ゼロを目指していろいろな取り組みをしていますが、実際にどのように評価して、どのような対策をしているかはそれぞれです。

最近はフィルムで処置して経過を診ることが増えてきました。

もちろんケースバイケースですが、褥瘡のある方の入浴と洗浄などの一般的なことを紹介します。

★こちらの記事もご覧ください > 褥瘡(じょくそう、床ずれ、デクビ)の原因、予防対策、分類と記録のまとめ(写真有)

 

褥瘡リスクアセスメント

ふと気付くと褥瘡ができている…

そんなときに、その褥瘡がどの程度リスクがあるのか、どのような原因でできてしまったのかを考えて適切に進めることが重要になります。

緊急の医療介入が必須の融解壊死期(感染)褥瘡

褥瘡から炎症を起こし、壊死してしまった組織が融解することがあります。

黄色や白、緑などの膿が発生していたり、明らかに炎症を起こしている、もしくは骨まで傷が及んでいる場合などには緊急事態でデブリードメント(壊死した組織を切除すること)が必要です

このような時も、以下の図のように壊死部の潰瘍の奥に、ポケットと言われる空洞ができてしまい、壊死部を取り除くとかなり進んでいるケースもあります

defbuesi

このような状態では、ワセリンやラップをつけて治せる状態ではなく、すぐに医療機関へ!

 

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ラップ療法からフィルム療法

ここからは医療面なので、看護師等の医療従事者の介入が望ましい分野になります。

フィルムを褥瘡部に張り付ける行為は医療行為になる場合も

介護職員が行える医療行為については以下の記事で確認を!

褥瘡ケアについては、以前は「ラップ療法」が主流になっていました。

しかし最近は、フィルム系の良い素材が安価で手に入るようになってきたため、利用されることが増えてきました。

ラップの場合は褥瘡部分を覆ってしまい、滲出液を閉じ込めてしまいますが、フィルム系素材は適度に浸出液を排出したり、空気や水蒸気をフィルムの外に逃がしたりできるのです。

薄くやわらかく患部に密着するため、柔軟に皮膚を保護でき、褥瘡で問題となるズレ(摩擦)の対策としても勝手がよいこともあります。

ポリウレタンフィルムの特徴と商品の例

ポリウレタンフィルム・ドレッシング材は、最近身近になってきています。

例えば、水にも強いばんそうこうや、冬のあかぎれ用のばんそうこうなどに、その柔軟な貼り付けや薬が併用できる点などの利点が活かされています。

以下に、褥瘡対策としても工夫して使えるフィルムの例を挙げます。

3M テガダーム スムース フィルムロール 10cm幅x12m 1ロール入り

ポリウレタンフィルム・ドレッシング材

片面が粘着面となっている透明なフィルムで,水蒸気や酸素が透過でき,中が蒸れないようになっている。 出血を伴わない創面,浅い褥瘡(発赤のみ),あるいは水疱の保護,褥瘡の予防などに使われるが,新鮮外傷の治療では単独使用より,後述するアルギン酸塩被覆材やハイドロジェルの密封用に極めて有用。(引用:創傷被覆材:各論

デュオアクティブET 10cm×10cm

ハイドロコロイド・ドレッシング材
シート状になっていて,外側が防水層,内側が親水性コロイド粒子を含む粘着面になっている。 大きさ,形はさまざまであり,厚さも,写真上のようにポリウレタンフォームを用いてクッション性を持たせた厚いもの(デュオアクティブCGF)や,写真下のように非常に薄くしなやかなもの(デュオアクティブET)がある。 通常はシート状のものが使われるが,ペースト状のもの(コムフィール・ペースト),顆粒状のもの(デュオアクティブ顆粒)もあり,これらは陥凹した創やポケット形成をした褥瘡に使われる。 (引用:創傷被覆材:各論

これらのフィルムはラップのように裂けたり破れたりしにくいため、穴をあけて滲出液を逃がしやすくしたり、創部に薬を塗った上から貼りつけしたり、外側に尿取りパットやオムツを使って滲出液を吸わせたりしやすくなっています。

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褥瘡がある場合の入浴と洗浄

褥瘡部の洗浄は基本的には石鹸や消毒薬は使用せずに、水道水で十分だと言われています。

洗浄をする人は、プラスチック手袋などをして、水道水(温水シャワー)などを当てながら、創部分を優しくなでるくらいが良いと言われています。

入浴については、在宅の場合と施設の場合でやや対応が異なります。

在宅の場合は、まずはシャワーで綺麗に創を洗い、綺麗なお湯の入った浴槽に入ってもほとんどの場合大丈夫だと言われています。(上述しているような重度の場合は医療的判断が必要です)

また、施設で多数が同じ浴槽で入浴する場合には、湯船に入る時はフィルムなどで密閉しておき、浴槽から出てからフィルム等をはがしてシャワーで洗浄する方が良いと言われています。

ただし、いずれの場合も感染等の予防のためにお湯や浴槽を消毒したりした方が良いようです。(こちらも担当者や施設衛生管理の指導に従って)

★こちらの記事もご覧ください >> 褥瘡(じょくそう、床ずれ、デクビ)の原因、予防対策、分類と記録のまとめ(写真有)

参考資料

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おたきやま

おたきやま理学療法士、WEBプロデューサー(サイト運営者)

投稿者プロフィール

福祉・介護分野を中心に活動中の理学療法士、WEBデザイナー。

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